ブームでセミリタイア(FIRE)を目指す人の末路


最近は「FIRE」や「ミニマリスト」などさまざまな生き方がクローズアップされ、一時期のブームや流行りに乗っかって、これらの生き方を目指す人も増えてきました。

ですが、いいように切り取られた情報の一部分しか見ず都合よく解釈し、その時の一時的な感情だけでセミリタイアをしてしまうと、あとから後悔することになるかもしれません…。

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セミリタイア生活を送るには、ある種の「才能」が必要

先に断っておくと、私はセミリタイアを目指しているため、セミリタイアやFIREといった「働かない生活」に対して肯定的な人間です。

なので、私はそのような生活を目指して行動すること自体は悪くないと思っています。

ですが多くの人が言うように、働かない生活を送るには

  • 節約生活を苦に感じない
  • 働かない生活・暇を楽しめる

などのある種の「才能」も必要だと思っています。

もしこれらに該当せず安易な考えだけで実行してしまうと、上手くいかない可能性は大きいです。

節約生活が苦になる

もし普段から節約が苦に感じるのなら、セミリタイア生活に失敗する確率は大きいです。

何十億と資産があるなら別ですが、多くの場合は

「一般的な平均年収もしくはそれ以下の水準」

で生活することになるはずです。

働いている時と違って安定的な収入が見込めないので、

  • 欲しいと思ったものが買えない
  • 気ままに食べたいものも食べられない
  • 誰かと遊びに出かけたり、飲みに行くにも制限が必要
  • 節約している・ケチケチしている自分に悲しくなってくる

などといったマイナス面もあります。

なので、これまで消費活動に幸せを感じていた人にとっては、セミリタイア後の生活がストレスになるかもしれません。

最初は我慢できたとしても、

不満が溜まってお金を使い、最終的にはお金が尽きてフル労働に戻らないといけなくなる…

なんて結末になってもおかしくありません。

暇に耐えられなくなる

節約生活が身についていて、お金の面で問題がなかったとしても、

「暇に耐久性がない」

とセミリタイア生活に耐えるのは大変です。

これまでフル労働をしていた人にとっては、

「労働から解放されて自分の時間が全て自由になる」

こと自体が嬉しくて、最初は暇であることさえも楽しめると思います。

ですが、だんだん何もしていない自分に嫌気がさすかもしれません。

なぜなら私たちは、子供の頃から一定時間「自由がない」環境で育ってきました。

小学生の時は朝9時〜15時過ぎまで学校に通い、

中学・高校になって部活などすれば18時過ぎまで時間が拘束され、

塾に通っていた人は20時過ぎまで自由時間がないなんてことも…。

そして、もちろん社会人になると最低でも9時〜18時頃までの労働が待っています。

このように、私たちは子供の頃から一定時間「自由がない環境」で育っているので、セミリタイア生活を続けていくと、

  • 暇に耐えられなくなる
  • 何をすればいいか分からなくなる

なんてことになる人も多いです。

セミリタイア後は働くことも働かないことも自分で選べるので、暇に耐えられなくなり働くこと自体は良いと思います。

ですが、定年後鬱になる人が多いように、

セミリタイア生活を通して心が病む鬱になる人がいるのも事実。

無気力になってしまったり、病んだ心を元に戻すのは大変なので、自制心がない人が安易な気持ちでセミリタイア生活に入るのは注意が必要だと思います。



「誰もがセミリタイアを目指すのはいい」とは思っているけど…

上記でも述べましたが、私はセミリタイアに肯定的な人間なので

「一度は働かず暮らすことを経験するのも良い」

と思っています。

なぜなら

  • 働かずに暮らすことで見えてくることもある
  • 節約生活が身についてその後の人生でも役立つ
  • 失敗してもやり直しは効く

と思っているから。

なので興味がある人は一度経験するのはアリだと思っています。

ですが、現実的にキャリアに傷が付くのは事実。

そもそもセミリタイアしたいと考える人は、キャリアの傷を気にしない人が多いと思いますが、もし気になるなら慎重に行動すべしです。

そして、一時的なブームでセミリタイアを目指している人も、

「こんなはずじゃなかった…」

と後からならないよう、

  • 節約生活が苦に感じないか
  • 暇への耐久性があるか

について、しっかり確認してから実行することがおすすめです。

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