私はずっと派遣社員として働いてきたので様々な職場を経験しましたが、新人教育やOJT、マニュアル作成まで頼んでくる派遣先がありました。
もちろんそのような仕事は元々契約になく、やるのがめんどくさいから派遣に押し付けようといった雰囲気で良い気分はしなかったです。
それも最初は、新しく入ってきた派遣社員に教えるだけだったのが、そのうちどんどんエスカレートしていき正社員にまで教える羽目に。
「これは流石におかしくない?」
と思い、派遣会社の面談時に状況を説明をし、時給アップの交渉なども行いました。
今回は私が派遣先でやらされていた納得のいかなかった仕事や、待遇・時給アップ交渉をした話についてお話ししていきます。
新人研修(OJT)をやらされていた
この派遣先の新人教育は、主に契約社員(又は正社員)が行うことになっていたので、派遣がそのような仕事をすることは今まで一切ありませんでした。
この派遣先は誰もが一度はその名を聞いたことがあるであろう大企業で、働いている大多数は非正規の契約社員・派遣社員で構成されています。
オフィスは綺麗で大きな自社ビルがあり、働いている周りの人間も非正規ばかりで働きやすい環境でした。
そのため働き出して1年半くらいまでは何事もなく平穏な毎日だったのですが、ちょうど1年半ほど経った辺りからだんだん仕事の量が増え、かなり忙しくなってきます。
それに伴い新しい派遣や契約社員が入ってくることになったのですが、その人たちの教育を私たち派遣がする羽目になったのです。
なぜ派遣が担当することになったのかというと、そもそも新人教育は契約社員が担当していましたが、私のいたチームの契約社員が長く続かず新しい人が入っては辞めるというのを繰り返していたため、「新人に仕事を教えれる人がいない!」といった状況になっていました。
ちなみに私がこの派遣先に入ってから辞めるまでの3年間で合計10名の契約社員が辞めていたので、他のチームからかなり異常がられていました。実際かなり異常でしたが。笑
そのため、今回はこのような状況なので新しく入ってきた派遣社員と契約社員の教育を担当してほしいと正社員から直接話がありました。
正直嫌でしたがこの状況がやばいのは分かっていたし、普段からお世話になってる部分もあったので、今回だけはと言うことで承諾しました。
そして半月ほど過ぎ更に仕事量は増え、また新たに派遣社員や契約社員、正社員も入ってくることになります。
あれから半年経ち状況も改善されつつあったので、通常なら彼らの新人研修は今いる契約社員や正社員が行うのが普通なのですが、何故かこの時すでに「新人研修は派遣社員がやるもの」と言った雰囲気がチーム全体で出来上がっていました。
新人研修では、何も知らない人間に一から十まで説明して仕事を教えなければいけないので誰もやりたがらない骨が折れる大変な仕事です。
なので、「(新人研修はめんどくさいから)派遣さんにやってもらおうか!」といった流れが正社員や契約社員の中でできており、最終的には「派遣がする仕事内容の一覧表」が渡されてその中に「新人研修」が組み込まれていました。
ですが実際交わしている契約では、仕事内容の中に新人研修なんて入っていません。
それに、派遣社員の新人教育をするならまだしも、契約社員や正社員にまで教えなければいけない状況は流石に無理があります。
普段の仕事量もこなした上で教育を行わなければいけないので負担だけが増すばかり。
パソコンの設定方法や自社システムの使い方から教えなければならないのにそれらも全て任され、「この部分は私が教えとこうか?」とかもなく、完全放置スタイルでした。
なのに時給も上がらず、
「なんだかいいようにだけ使われてる感あるな〜。」
とだんだんこの状況に不満が溜まっていきました。
マニュアル作成もやらされていた
新人教育(OJT)とは別に、マニュアル作成もやらされていました。
元々簡単なマニュアルはあったのですが、当時とやり方やルールがほとんど変わっていたのでそれを新人研修の時に使うわけにはいかず新たに作成する必要がありました。
また、新しい業務が増えていたのにその分のマニュアルはなかったので、それらも一から全て作成することに。
新しく入ってきてマニュアルがないとさすがに仕事覚えるの大変だろうし、教える方も大変なので仕方なく作ってたのですが、
「こんなのただの派遣が作っちゃっていいのだろうか・・・?」
と思いながら作成していました。笑
誤った認識をしていることに気づかずマニュアルを作り、みんながそのマニュアルの通り誤った方法で仕事を進めたらミスに繋がるでしょうし、その責任を派遣は取れません。
「私が作っちゃっていいのかな〜。大企業のくせにこんな仕事も派遣にやらせるなんてかなり適当な会社だな〜。」
と思いながら作成していました(^_^;)
時給上がるよう交渉をするも・・・
普段の仕事もこなしながらでは流石に負担が大きかったし、特に新人研修はあまりにも大変すぎる。
契約にない仕事までしてるのでせめてその分のお給料はもらっても良いはずです。
それに、私が新人研修をした派遣さんたちの方が多い時給をもらっていることも判明したので、
「このまま都合のいいようにだけ使われてたまるか!」
と、時給アップの交渉をしました。
ですが、結果は失敗に終わります。
契約にない仕事をさせられていて、新人の方が高いお給料もらってるにも関わらず私の時給を上げることはできないんだそう。意味わかんないですよね。
↓この詳しい体験談は以下記事に書いてるので良かったらご覧ください。
(今回の時給アップ交渉失敗談と、別の派遣先での時給アップ成功談を書いています。)
流石に納得できず、他の派遣さんたちもこの件で不満を抱えていたので、最後辞める時に「この状況はおかしい」と伝えるため正社員と直接話す場を作ってもらいました。
この時話した正社員は普段からとても優しく良い人で、思っていることを全て伝えるとそれら全て肯定的に受け止めてもらえ今でも本当に感謝しているのですが、既にチームのトップにいるリーダーやチーム全体としては「新人教育は派遣にやってもらう」と言った雰囲気が出来上がっているので、多分この会社は変わらないと思います。
(今はどうなっているか知りませんが。笑)
このように、派遣先によっては理不尽な仕事を頼まれたり契約にないことを要求される場合があります。
ですが、おかしいと思うことにはっきり意見を伝えたり、交渉をすることは至って当然の権利なので皆さんも我慢せずぜひ伝えてみてください。
でないとこの先も会社の都合のいいように使われますし、もっとエスカレートする場合だってあります。
怒って思うのまま感情を伝えるのではなく、冷静に話をすることが大切です。
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