死ぬかと思った!グアム一人旅でベランダに閉じ込められた話


これからお話しすることは実際に私が体験した出来事です。

まず初めに何が起きたか簡単に説明すると、

一人でグアム旅行へ行ったのですが、滞在したホテルのベランダに出た際、内側から勝手に鍵がかかって部屋に入れなくなったのです!

今でこそ笑い話のネタとして話せていますが、実際その事件が起こった当時は本気で死ぬかと思ったし、灼熱の太陽が照りつける中冷や汗をかいたほどです。

今では私の人生の中で起きた「大事件トップ3」にランクインするほどですが、「こいつバカだな〜。」と言った感じで読み進めてもらえればと思います。笑

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グアム旅行で一人、ホテルのベランダに閉じ込められた話

グアムの朝焼け

女一人、グアムへゆく!

これは2019年12月上旬に起こった出来事です。

当時働いていた職場で新しい上司が移動してくることになり、少し環境が変わった時でもありました。

私はその上司と直接関わることは少なかったのですが、職場内で「サイコパス」と噂がされるほど中々お目にかからないであろう性格をお持ちの方で、その影響により少しづつストレスが溜まっていたのだと思います。

「こんな生活抜け出して、パーっと気分転換がしたい!」

と心の底から強く思い、ネットで海外旅行を調べる毎日。

そんな時ふと目に止まったのが「グアム」でした。

ちょうどその時期は航空券が往復で3万円とかなり安く、日本から近くてしかも南国!観光にも最適!

「よっしゃ!グアムが私を呼んでるぜー!(黙れ!)」

と速攻で航空券をポチりました。

幸いにも100%希望する日で有給が取れる職場だったので、仕事なんて放り投げ、2泊3日のグアム一人旅を満喫することに決めました。

↓旅行記と旅費の費用・内訳のブログも書いたので良かったら見てください(^^)

ビーチの写真を撮るためベランダに

グアムのビーチにて

「よーしっ!何もかも忘れてグアムで思いっきりリフレッシュするぞー!」

と意気揚々と飛行機へ乗り込むこと3時間半。一瞬にしてグアムへ到着しました。

飛行機で隣が大学生のカップルだったのですが、

離陸する時彼女が「怖い・・・!」というので、

彼氏が「俺が隣にいるから大丈夫だよ!」とギュッと彼女の手を握り、

「な?手を繋いでたから大丈夫だっただろ?」

という恋愛ドラマにありそうなやり取りを横目に、

「一体離陸のどこが怖いんだろう・・・?」

と本気で考えていた私はきっとこの先も一人で生きていけます。笑

(ちなみに女一人でグアムに向かっている人は一人も見かけず、私空港でめっちゃ浮いてました!笑)

そんなことは置いといて、とにもかくにもまずはホテルへ向かいます。

タクシーへ乗り込み、目的地であるホテルの住所を運転手さんへ伝えました。

運転手さんに、

「アンタ、ヒトリ!?」

と驚かれ、「ナンデ!?」「コッチニ シリアイ イルノ?」と質問攻めにあいました。笑

やっぱりこんなリゾート地に一人でくる女性は珍しいんでしょう。笑

そんなこんなでいつの間にかホテルへ到着。

チップを渡して運転手さんとはお別れ。いい人だった〜。

ホテルは比較的安いところを選びました。

ビーチやスーパー、観光地にも近くて便利なのに2泊3日で15,000円ほどだったと思います。

早速チェックインを済ませ、部屋へ直行。

少し疲れていたのでベッドへダイブして、窓の外を眺めていました。

ここであることを思い出します。

そーいえば、「グアムについたらビーチの写真を送って!」と母に言われていたな〜。

・・・と言うことで、思い腰を持ち上げ写真を撮るためベランダへ向かいました。

内側から鍵が掛かり、ベランダに閉じ込められる

面倒臭い。でもバルコニーからの景色も見てみたい。

といった葛藤の中、携帯片手に重い腰を持ち上げベランダの外へ出ます。

でも何故かベランダには鳩が数羽おり、

「ないとは思うけど、万が一部屋の中に入られたら困るな〜。」

と思ったのでしっかりドアを閉めました。

そして外へ出てびっくり!綺麗なビーチがすぐそこにあるじゃないですか!

「うわー!綺麗〜!すごーいっ!」

と興奮しながら写真を撮るのに夢中になります。

5分程ベランダで写真を撮ったり海を眺めたりして、満足したので部屋の中へ入るためドアに手を伸ばしました。

「・・・ん?ドア固すぎて開かない・・・?」

そう。ドアが開かなかったのです。

実は自動で内側からロックが掛かったため開かなかったのですが、最初は固すぎて開かないのだと思っていました。

ちなみにドアの形は日本のベランダについてるものと同じで横へスライドして開閉するもの。

「なんで開かないんだよ〜!このドアどんだけ固いんだよ〜!」

と、一人で文句を言いながら携帯をポケットへしまい、両手でドアを思いっきり開けようと試みましたが全くびくともせず。

これもしかして横にスライドするドアじゃないのか!?

という謎な考えが思い浮かび、押したり引いたり、ぶっ叩いたり(なんでや!)してみても全く開く気配はありません。

(いや、そもそもドア開ける時横にスライドして開けたじゃんって感じですが。笑)

ドアと格闘すること3分ほど経ち、ようやく

「あれ?なんだか様子がおかしいぞ・・・。」

と気がつきます。

「そういえばドアを閉めた時、ガチャって大きな音がしていたような・・・?」

「てか昔世界仰天ニュースで、鶴瓶がハワイのベランダに出た時勝手に鍵が掛かって中に入れなくなったって話してたような・・・。」

「はっ∑(゚Д゚)もしかしてグアムもハワイと同じような鍵の仕組み!?」

と、ここでようやくベランダの鍵が自動で掛かったために、ドアが開かなくなってしまったという事態に気付きました。

が、気づいた時にはすでに遅し。

完全に一人ベランダ内に閉じ込められてしました。



パニックの中、脱出を試みるも・・・

閉じ込められたと気づいたのはいいものの、この時すでに軽いパニック状態に陥っていました。

一人で旅行へ来たため部屋の中から鍵を開けてくれる人はいません。

更にチェックイン時にベッドメイキングはしなくていいと伝えているので、部屋に誰かが来るのは早くて3日後。

「他の観光客がベランダに出ているから助けてくれるかも!?」

と思い周りを見渡すも誰もおらず、ホテルの中に人がいる気配もなし。

「叫んで地上にいる人に助けを求めるか!?」

と思いついたものの真下は従業員の駐車場のような場所で誰もいる気配なし。

しかも部屋は8階だったので叫んでも声が届くかすら分からないし、飛び降りるわけにもいかない。

(飛び降りたら死んでまうわ!笑)

「誰かが運よくベランダに出てくるのを待つしかないのか・・・。」

とも思いましたが、グアムの強い日差しは容赦なく照りつけてきます。

この時確か昼の12時くらいで、これからもっと日差しが強くなるし、水もない。

もしこのまま長時間外にいたら確実に熱中症になって倒れ、脱水状態を起こしてしまいます。

「あー、私の人生終わったー。」

「せっかくグアムにエンジョイしに来たのに、私の人生がジ・エンドかよ・・・。」(失笑)

と諦めモードに入ったその時、ようやくポケットに入っている「あるもの」に気がつきました。

「・・・っ!」

一筋の希望の光が・・・!

ここでようやく一筋の希望の光が差し込みました。

「ポケットに携帯あるやんっ!」

いや、もっと早くに気づけよって話ですよね。笑

でも閉じ込められたと気づいた時はもう既にパニック状態だったので、全くそんなこと頭にありませんでした。

時間が経ち諦めモードに入ったおかげでようやく冷静になり、携帯の存在に気づくことができました。

「Oh…god…!」(何故急に英語。笑)

「携帯神すぎる・・・!」と本当に、心の底から強く携帯に感謝しました。これほど携帯に感謝したのは初めてです。笑

さて、携帯があればもうこっちのもの。怖いものなしです。

速攻でホテルの電話番号を調べ、高い電話料金なんて気にせずフロントへ電話します。

私は全然英語が話せないので、

「イマ バルコニー イル!カギ カカッタ!」

「ヘヤ ハイレナイ!ダレカキテ!」

と一生懸命つたない英語で伝えました。

意外とよくあることなのか、対応してくれた人は

「あ〜、なるほどね〜!」

って感じで、名前や宿泊情報を聞かれたので伝えると、

「すぐに人をよこすから待ってて〜。」

と、ものの3分ほどの電話で解決しました。

あれだけパニックになって色々考えていたのに、なんだったんだ今までのは・・・。笑

無事、生還なるか!?

「あーーー、これで助かるー。」

と完全にホッとしたものの、10分経っても誰もきません。

「あれ?もしかして英語伝わってなかったかな?」

「てか勘違いして違う部屋に行っちゃったんじゃ?」

「そもそも私の存在忘れられてる・・・!?」

など時間が経つにつれ新たな不安が増すばかり。

たったの10分ですが、この10分は本当に長く感じられました。

「もう一度電話しようかな・・・。」と思っていたところでようやく人の気配が。

「Are you OK?」と、

イケメンのホテルマン2人組がベランダからようやく救出してくれましたー!👏泣

(鍵開けてくれただけで大袈裟な。笑)

多分その時の、安心しきった私の顔がおかしかったんでしょう。

二人組にめちゃくちゃ笑われました!笑

すごい恥ずかしかったですが、グアムの人たちはすごいフレンドリーで愉快な人が多いので、ある意味二人の笑顔に助けられました。

お礼にチップ渡し、「Have a good day!」と別れを告げましたとさ。

もし携帯がなかったら確実に倒れていた

今回たまたま携帯を持って外に出たから助かりましたが、もし携帯が手元になかったら確実に熱中症や脱水症状で倒れ、病院に運ばれて、その後は・・・なんてことになっていていも全然おかしくない状況でした。

たまたま近くのベランダに誰かが出てきて助かったとしても、きっとグアムの日差しにやられて体調を崩していたでしょうし、その後のグアム旅行は最悪の旅となっていたに違いありません。

今思い出しても、運が悪ければグアムで死んでてもおかしくない状況だったな・・・と本当に思うので、今回助かったのはきっと私の日頃の行いが良かったということでしょう!(え?笑)



グアムでベランダに出るときは気をつけよう!

いかがでしたでしょうか?

私は今回の旅を通して、

「一人旅でベランダに出たら、絶対にドアを閉めるな!」

ということを学びました。笑

でも本当に、「まさかこんな事が!?」と予想だにしてもないことが起きるので、皆さんもグアムへ行った際は気をつけてください。

今回の私の失敗談が今後皆さんの助けになれば幸いです。(ならんわ!)

結局フロントに電話した際の料金も大したことなく、数百円程度で済みました。

ベランダに閉じ込められるというプチハプニングはありましたが、その後は何事もなく結果グアム一人旅を満喫することができたのでした。

あー、めでたしめでたし(^^)

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