【派遣社員のボーナス事情】実はボーナスを受け取っている派遣は多い


毎年このくらいの時期になると正社員の方がボーナスをもらっていて、

「羨ましいな〜」

と、派遣である私はいつも心の中で思っています。

ですが、派遣は時給に「ボーナス」や「退職金」が含まれている場合があるので、気づいてないだけで実質受け取ってるって人も実は多い。(正直この制度に納得してないですが。)

今回は、そんな派遣の悲しいボーナス事情について紹介していきます( ; ; )

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派遣社員でもボーナスがある?派遣のボーナス事情

2018年に「働き方改革」が成立し、「不合理な待遇差の解消」に向けた取り組みとして「労働者派遣法」が改正されました。

これは「同一労働同一賃金」の実現を目的としたもの。

「同一労働同一賃金ってなんぞや?」

というと、

正社員と比較して、派遣社員が同じ業務内容の仕事をしているのであれば、

正社員と派遣社員との間にある不合理な待遇差の解消をし、雇用形態にかかわらず同等の待遇を約束するべき

といった考え方の制度です。

この制度によって、気づいてないだけで実は多くの派遣社員が形式上はボーナスを受け取っています。

派遣社員でも「形式上は」ボーナスを貰っている

前述した「同一労働同一賃金」の制度によって、実は多くの派遣社員が形式上はボーナスや退職金を受け取っています。

同一労働同一賃金によるボーナスの決め方はいくつかあって、

大手派遣会社の場合は「労使協定方式」を選んでいることが多いです。

労使協定方式の場合、時給にボーナスや退職金が含まれていているので、形式上は

「毎月のお給料で受け取っている」

ということになります…。

私も実はボーナスを受け取っている…

私はこの制度に納得していないので、ボーナスを受け取っているとはもちろん思っていませんが、形式上は「受け取っている」ことになっています。

上記写真は、私が派遣会社と交わしている雇用契約書ですが、ここには

賞与相当額、退職手当相当額を就業規則の賃金に関する規定に基づき、賃金に含めて支給

とあります。

これは、

ボーナス(賞与)と退職金は時給に含めて支給してるよ

ということ。

もしボーナスと退職金が時給に含まれるなら、同一労働同一賃金が導入された2020年以降多くの派遣社員の時給がアップするはずですが、実は私含め多くの派遣社員の時給は上がっていません。

これは、ボーナスや退職金は時給に含めて支払ってるけど、その分実質時給が減らされてたということになります。

そのためボーナスを貰ってるとは1mmも思えないですし、正直思いたくもありません。

こんな形だけの制度、無駄でしかない

こんな、機能していない形だけの制度なんて

無駄でしかないだろ!

ってのが正直なところ。

時給の内訳が分からないので、派遣会社がボーナスや退職金をいくらで算出してるのか分かりませんが、ボーナス・退職金を除いた実際の時給って一体いくらになるんでしょうね…(^_^;)

派遣社員は正社員と比べて責任は重くないし、正社員と全く同じ業務をしてるかと言えばそうでない場合もあります。

ましてや私は好きで派遣を選んでるので、

「正社員と同じ給与・ボーナスが欲しい!」

なんてことは言いませんが、

全国の平均時給が年々上がっているのだから、派遣の平均時給もそれに合わせて上がってくれればいいのに…とは思ってしまいます。

私は19歳から派遣で働き始めましたが、その当時と28歳になった今の時給はほぼ変わっていません。

法改正があって、派遣でも交通費は支給されるようになりましたが、税金や社会保険料等は上がり続けているので実質手取りは減っています

こんな状態が長く続いているので、例え「同一労働同一賃金」のような制度が導入されても、派遣会社は抜け道を探して支払わずに済むようにする。

日本の経済状況が良くならない限り、きっと10年後も派遣の平均時給は変わらず、税金や社会保険料等は増え続け、手取りは更に減る一方なんでしょうね…。

だからといって正社員になりたいとも思いません。

真面目にフル労働するだけバカバカしいな〜と思ってしまいます。



【辛い現実】派遣で働き続ける限り、格差はなくならない

どれだけ国が制度を作ったところで、「派遣会社」や「派遣を受け入れている企業」は、派遣社員の給料を上げたいなんて、これっぽっちも思っていません。

「派遣会社」は、派遣社員の時給を多く中抜きし、儲けたいと思っています。

「派遣を受け入れる企業」は、人件費を割くために派遣社員を受け入れています。

なので、国がどれだけ格差を無くそうと制度を作ったところで機能せず、形だけの制度になるのは目に見えてます。

非正規で働き、特別なスキルがない限り、正社員との格差はなくならないのが現実でしょう。

早くセミリタイアして、フル労働や異常に高い税金から解放されたいものです…。

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