「ストレス」と聞くと悪いイメージを持つ方が多いと思いますが、実は「適度なストレス」は健康に良いとされています。
人間はストレスを感じると交感神経が活発になり、アドレナリンとコルチゾールが分泌され、その結果判断力や行動力・集中力などが高まるとのこと。
逆にストレスがないと人間は幸せを感じにくくなって生活の満足度が高まらないらしいです。
「適度なストレスは健康に良い」ことについては私も同意します。
ですが、現代社会で生きる私たちは常に過度なストレス社会の中で生きているので、そもそも前提が違うような…と感じてしまいました。
働く社会人は常に過度なストレスにさらされている
人間は生き延びるため、本能としてストレスを感じる仕組みになっています。
ストレスにも様々な種類がありますが、例えば暑さや寒さでストレスと感じないと体に影響を及ぼしますし、何かから襲われた時ストレスを感じないと素早く行動することができません。
なのでストレスを感じること自体は何も悪いことじゃない。
ですが、フルタイム労働をしている私たちは現代社会の中で常にストレスにさらされながら生きています。
- 少ない睡眠時間
- 嫌な人間関係
- 責任の大きい仕事
- 過度な業務量で時間に追われる
- 仕事でミスは許されないため常に気が張っている
- その割に低い報酬
- 自由な時間がない
挙げ出したらキリがないのでここらへんで止めておきますが、これを過度なストレスと呼ばずなんと呼ぶのでしょう。
こんなにも多くのストレスがのしかかった生活を長く続けているせいで、「これが当たり前」と感じてる人も多いと思いますがそれは異常です。
これはれっきとしたストレス過多な状態!現代社会で生きる私たちは常にこのようなストレスにさらされています。
なので「適度なストレスは健康に良い」は、まず前提が違う。
過度なストレス状態の中、多少のストレスが加わったとしても既に抱えているストレスが大きいことに変わりはない。
そもそも「働きすぎ」な現状を変えない限り、ストレス社会と言われるこの現代社会で心を壊す人が減ることはなさそうです。
特に日本は真面目な人が多いので、しんどいと感じながらも我慢して自分を騙し騙し働いている人が多い。
そんなことを続けていたら身体だけでなく心が壊れるのも時間の問題です。
また、
- 有給が溜まってるのに使えない
- 仕事が休みの日でもメールをチェックして、しっかり休息が取れない
- GWなどたった5日間の休暇を長期休暇だと喜ぶ
なんてのも他の国から見たらかなり異常じゃないでしょうか。
仕事から離れてゆっくり休息をしないとストレスや疲労から回復することだってできません。
日本では1ヶ月の休みを取るなんてあり得ないような話ですが、ヨーロッパなど国によっては1ヶ月休暇を取るのは当たり前。
他国から見ると、むしろたったの5日で長期休暇と喜んでる方があり得ない!って感じなような気がします。
ゆっくり休みも取れないこんな世の中じゃ、フル労働による様々なストレスで疲弊し病んでしまう人が増えるのはおかしくない話ですね…。
無職になったら心も身体も健康になった
以前3ヶ月の無職期間がありましたが、その時の私はかなり体調が優れていました。
フル労働いう過度なストレスから解放され、しっかり睡眠時間を確保することができたおかげでイライラすることが激減!
無職期間はずっと心穏やかに過ごせました。
身体の調子も無職期間の時の方が良かったです。
というのも私はストレスがかかると胃腸にきやすい体質で、働いてる時は数ヶ月に1度消化器内科クリニックで薬をもらってやり過ごすなんてことも多かった。
ですが、無職になったとたん胃腸の調子はすこぶる良くなりました!
こうやって実体験すると、ストレスが身体に与える悪影響は計り知れないと感じましたね(^_^;)
そして身体は正直なので、無職からフル労働に戻った途端また胃腸の調子が悪くなる日が増えました…。
やはり過度なストレスによるメリットは何一つありませんね…。
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