「セミリタイアするだけの資金は貯まったけど、なかなか実行に移せない…。」
これってセミリタイア希望者あるあるじゃないでしょうか。
例え目標資産額に到達しても、
「どうせセミリタイアするなら、あともう少しだけ資金を貯めてから実行しよう…。」
となってしまう人が多い。
「早くセミリタイアをしたい!」
と強く思う私でさえ、いざその状況になると
「あとちょっとだけ…」
と思ってしまう確率は大いにあります。
なので今回はそんな自分に向けて、
また自戒の念を込めて、
「セミリタイア希望者が陥る罠」
について思うことを書いていきます。
セミリタイア(FIRE)希望者が陥る罠
「セミリタイアしたいはずなのに、いつまで経ってもセミリタイアできない。」
こうなってしまうのはさまざまな理由があるかと思いますが、
大きく分けると
- 人間の欲
- 心理的不安
からくるものだと思っています。
「だから」いつまで経ってもセミリタイアできない
人間は欲深い生き物です。
欲があるから人間成長できる。
なので、欲深いことは決して悪いことではありません。
ですが、欲が邪魔してセミリタイアを難しくさせているのも事実。
例えば
「3000万円でセミリタイアする」
と決めて、何年も倹約・節約を頑張ってきても、
いざ3000万円に到達すると、何かと理由をつけて資産を増やしたいと感じるようになります。
- やっぱり3000万じゃ心持たないかも…
- 株価暴落・インフレの影響を加味してあと1000万円貯めておこう…
- セミリタイア後少し贅沢できるよう、5000万円に到達したら実行しよう…
などなど。
なので例え5000万円に到達しても、
「やっぱり6000万あった方が安心かな?」
なんて考えに至ってしまい、結局いつまで経ってもセミリタイアできません。
こうなってしまう背景には
「もっとお金を持っていたい」
という人間の欲と、
「もし失敗したらどうしよう…」
という心理的な不安が影響してると思っています。
不安や欲望を乗り越えるためには
ある程度不安や欲望をコントロールするのは可能ですが、
- 多くの人とは違う生き方をする
- 失敗した後に自分の社会的ポジションが残ってるか不明
な状況であれば、
不安や欲望をコントロールするのはなかなか難しいと思います。
フル労働をして平均的な給与をもらってる人でさえ上手くコントロールできてないこの世の中、
どれだけお金を稼いだとしても、老後やいざという時の事を考えたら
- いくらお金があっても不安は消えない
- お金はあればあるほど嬉しい。もっと欲しい。
と感じてしまうのも分かります。
結局のところ、人間に不安や欲望が備わってる限り、どれだけお金を手にしても不安や欲望が完全に消えることはないでしょう。
なので、時には勢いも大切。
不安や欲望がなくならないのなら、なんとかなる精神で最初に決めた目標資産で実行してしまうのが一番いい気がしています。
1000万セミリタイアを目指す私も不安がないわけではない
1000万円という少額でセミリタイアを目指す私も、不安がないわけではありません。
さまざまなシュミレーションをして
「これなら大丈夫だろう」
と思えたからこそ目指しているものの、
株価が下落している状況や「セミリタイア失敗」なんて記事を目にすると、不安に感じてしまうこともあります。
- やっぱり余分で200万程度は持っておいた方がいいかな…
- 1000万ぴったりじゃなくても、1100万とかでセミリタイアしてもいいかも…?
など守りに入った考えばかりが浮かび、キリがありません。
1日でも早くセミリタイアしたいはずなのに、余計な不安に振り回されていたらいつまで経っても実行できない。
幸い私は派遣で働いているので、仕事を辞めてセミリタイアしたところで、失うものは多くありません。
むしろ見る人から見れば、既に不安定な状況にいるのも同然。
それに、派遣で働きながら「あと100万円いるかも…」なんて言ってうたら、1年以上も掛かってしまいます。
そう考えるとある意味勢いに任せて行動できそうなので、セミリタイアするときはスパッと実行したいと思っています。
低資産でセミリタイアした人はすごい
「人間の欲や不安にはキリがない」
これを踏まえた上で考えてみると、低資産でセミリタイアした人たちはすごいと感じます。
私が目指す1000万円でも資産が少ないと言われてる中、
それよりも少ない資産で行動に移せてる人は、言い換えると「欲や不安に打ち勝った人」。
- 若いから勢いがあるだけ
- 後先考えず行動してるだけ
なんて意見もありますが、
ずっとセミリタイアできない人がいることを考えると、低資産でも実行してる人はすごいと私は思います。
セミリタイアしたいのに、いつまでも「セミリタイアできずに過ごしてる時間」は、後から取り戻すことはできません。
行動できないでいると、「若い間に自由な時間が欲しかったのに、気づいたら定年になっていた…」なんて後悔が残る可能性も。
これはセミリタイアだけに限りませんが、後から振り返った時に
「満足な生き方ができた」
と感じやすいのは、思い切ってでもやりたいことをしてる方だと思います。
なので、私は
「いつまで経ってもセミリタイアできない…」
なんて状況にはならないよう気をつけたいです。
\こちらの記事もよく読まれています/
ブログ村ランキングに参加中です。クリック応援頂けると更新の励みになります!
↓いつもクリック応援ありがとうございます😸
コメント
遊んで暮らしたいというのは究極の欲望ではないか?
そうすると欲に負けたともいえる。
なるほどです!
いろいろな考え方がありますね☺️